ゆるゆり考察ブログじゃないのかよ！
劇場版が思いの外いい出来だったので、
ミルキィホームズというコンテンツにゆるゆり並に虜になった男が
今回の映画を考察しようと思います。
最初にアニメ1234期及びゲーム12ひいてはコミカライズとノベライズも手を出し
シャーロック・ホームズに手を出そうとして挫折した程度のファン目線で言っておくと、
満点です！！！！！！！！！！！！！！
というか一回しか見てないのに考察なんて書いてごめんね……
以下、大きなネタバレがあるので、まだ見てない方は先に映画館へどうぞ。
[0回]
パンフより引用（忍者ブログの容量上限で画質が荒いぞ！）
★まずはアニメとしての出来から
言うことなし！
アニメ1期2期の森脇ミルキィを髣髴とさせる（というか森脇監督なんだけど）
カオスギャグと異常に動くアニメーション！
これを求めていたんですよ本当に！
考察者としては困る発言なんですが理性をオフにして見るのに最適なギャグの連続です。
仮面が大きくなって、IQが宇宙レベルになると同時に、
警察署が破壊されるなんて展開は理性のかけらでもあったら書けません。
と同時に、謎のエリーサービスシーンも不条理ギャグかと見せかけて、
そっちはちゃんと伏線回収するというバランス感覚！踊らされている感！
それでいて、展開に応じて雨の晴れ上がり、日が昇る描写という監督して慣れた演出もこなします。
まさに、怪盗森脇帝国ひきいるメインスタッフの幻惑にかけられています。
パンフより引用
★「ミルキィホームズ」というコンテンツから見る
ミルキィを好きであればあるほど楽しめる映画です。
というのも、誰よりもスタッフがミルキィ愛に溢れているから！
- ツイスターゲームをやった美術館でエリーが照れる（1期）
- ミルキィの風邪についての想い出話（1期）
- ごぼ天が生きてる！？（2期）
- ふたミルが空気っぷりを魅せつける（3期）
- マリネちゃんのポスターや活躍の載った新聞紙（4期）
- ラスボス勢の中にすっかり忘れられてた敵キャラが……（Alternative）
- 小林先生いまだにロンドンで健闘中（ゲーム1）
- 姫百合ちゃんもいたらしい（ゲーム2）
- 過去のシーンの想い出がトイズによって見せられる（1~4期 Alter）
- その他大量の名有りキャラがラストに（1~4期 Alter）
本当に細かいところまでよくやってます。
何度も見返したことがよく分かります。
というか、俺ももう一度映画を見なおせば、より多く発見できると思います。
個人的にはそろそろ神津玲（警察側の先生）を出してくれてもいいんですが……
★ミルキィホームズの成長、G4の成長、怪盗帝国の成長
ニコニコチャンネルの1期OPより引用（泣いたシーンを見て、すぐにこの箇所を想起しました）
今回、大きな成長が描写されました。
いつだってポジティブさで（
七転八倒の心意気で）落ち込んだ皆を励ましてきたシャロが
自分を責めることによって落ち込んでしまいます。
今までだとシャロが心の支えとなっていたわけですが、
今回に関してはミルキィの他３人は逃げ出すポーズしかとっていません。
最初っから逃げ出すつもりなんかなかったんでしょう。
シャロのおかげで七転八倒を受け止められるようになったからこそ、
今度はシャロを助けてあげようと３人が励ます側に周りました。
（ネロに至ってはうまうま棒をあげちゃうレベル！）
七転八倒の意志を再び持てたシャロは「敗者復活の宝石」を使わないことを決意します。
ミルキィホームズが手にした「敗者復活の宝石」を使わないことこそ、
小林、姫百合との有能な時間も、アニメで過ごしたダメダメな時間もすべてひっくるめて、
全部が大事だと強く思っていることを意味しています。
探偵としても成長しています。
今回の相手はロンドンで苦しめられたモランを含むモリアーティ教授たちです。
Alternativeを見てないと分かりませんが、
ミルキィは小林オペラの手を借りてやっと彼の手下を追いやることに成功する程度でした。
しかし、今回のお手柄は
小林オペラなしで、いたころよりも大きな手柄をあげています！
よく、「全盛期のミルキィ」なんて思い出話が囁かれます。
ギャグ調で分かりにくいですが、
どう考えても全盛期なのは今で、これからです。
パンフより引用
小衣ちゃんIQ190とか言ってませんでした？
え？幼稚園児の服着てて、もう19歳とかそんなレベルなんですか？
なんか俺が致命的に間違えている気がする……
まあ、それはいいとして、
小衣率いるG4も初めて落ち目を意識させられます。
過去、アニメでいかに無能集団でも扱いが悪くなることはなかったんですよね。
つまり、
今回初めて自分と向き合う機会だったわけです。
だからこそ、
あの自信満々な小衣が初めて自分が落ち目にいることを認めます。
自分を客観視するなんて、小衣ちゃんも大人になりまちたね～
痛い、痛いです小衣さん 殴らないでっ
ところで、小衣ちゃん以外の３人はちょっと活躍が薄すぎませんか？
特に、武闘派二人組は小衣にバトルの活躍取られてるんですが……
パンフよりポーロックさん本体の引用
怪盗帝国側も落ち目にいました。
「乳催眠」（馬鹿じゃねーの？）によって敵側に周るも、
アルセーヌの魅力によって正気を取り戻しました。
トゥエンティやストーンリバーが信頼の証としてあげた飾りが彼ら自身によって砕かれ、
そしてまた彼らが新たな信頼の証を捧げると、
信頼を失い取り戻すさまの比喩として飾りが用いられていますね。
でも、ゲーム1でトゥエンティが催眠にかけられていた時は、
アルセーヌの手を借りず復活してませんでした？（あんまり覚えてないけど）
なんでしょう。
稀代の怪盗のトイズよりも乳の方が威力が強いのか？
……あれ？怪盗帝国は特に成長してないのか？
アルセーヌに関しては、七転八倒をシャロから学び、
自分が落ち目にいたことを自覚した上で、再度高みを取り戻そうと決意する成長がありましたけどね。
★トイズについて
もうすっかりシャロのトイズはパワー型になりましたね……
ゲームでは
軽いものしか動かせないから頭を使って戦うキャラで、
アニメも1期1話時点ではそのように戦ってたんですが、
今回は特に覚醒とかしてない普通の状態でも
500kgはありそうな貯水槽をぶちかましてます。
シャーロックの血筋として、トイズの潜在能力を引き出せ始めているんでしょうか。（2期伏線）
トイズの復活、消失のメカニズムも何気に謎のままです。
今回は雷で消失して、強い意志によって復活しています。
雷については1期と被り、明らかに雷と関係するような伏線立てがありましたけど、
実際問題、
もう単に大きな刺激で消失するだけなのでは？と思え始めました。
新キャラ、モリアーティ教授のトイズかっこいいですねー。時間操作系はロマンですね。
キャラデザもかっこいいおじちゃんで好みでしたが……
パンフより引用
がっかりです！
いや、敗者復活しない方がキャラデザ良かったですよね！？
もったいねえ！
★この映画って「ミルキィホームズ」の最終章なんじゃないの？
この作品は
「過去を全て振り返り、その過去を否定しないで未来へ進む」
というテーマ、構造を取っています。
いうなれば、
作品の集大成的な構造なんですよね。
それでいて、ラインバッハの滝でシャーロックとモリアーティ教授が戦うシーンは、
「
The Memories of Sherlock Holmes（シャーロック・ホームズの回想）」における、
最終章「最後の事件」です。
しかも、過去に伏線つけられた、
モリアーティという女の子（？）やモランというおっさんとの決着も着きました。
「ミルキィホームズ」の大きな伏線はあんまり残ってませんよ。
（ゲームには大きいのが残ってるので早く続編出してください）
なんというか、終わりにするにはうってつけじゃないですか。
だけど……
終わらないでほしい！！！！！！！！
そんな終わるべきタイミングとか知るかよ！
終わってほしくないコンテンツってものがあるんです！
一つ良いニュースを言わせてもらうと、
あまりにシャーロキアンが続編を望むもので、
アーサー・コナン・ドイルもついには折れてホームズを生き返らせます。
そうです。
「The Return of Sherlock Holmes（シャーロック・ホームズの帰還）」です。
つまり、ミルキィホームズが終わるか否かはミルキアンがいかに続編の需要があるかを示す以外ないんです！
何がいいたいかというと、
映画を見に行け！！！！！！！！！！！！！！！
ホームズ「この記事を読んでいる奴はみんな既に映画を見に行っているだろう」
ワトソン「あっ」
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